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 月夜の蟹 〜ことわざ〜

     付き合い方

苦手。
これは、行動でも、人でもどうしてもつきものですよね。

人前に出るのが苦手な人の発表の場だったり、極度に緊張したとき、手の平に“人”という文字を書いて、空気と一緒に飲みこんだ記憶はありませんか?
ちょっとした自己暗示。
これって、日常生活でも、とても大切なことなんです。

お仕事をしていると、苦手な上司だったり、付き合いづらいお客様もいたりします。
その人と顔を合わせる日は、わたしも朝から憂鬱になってしまったり。

でも。
苦手、と思うことだけでは、何も解決しないし、何も克服できないのです。

ある人間を10の評価としたとき、10が10.嫌いとか、苦手という人は、本当に少ないものではないでしょうか?
どんな人でも、よく見るとちょっとしたいいところがあったりするものです。
この、“いいところ”をひとつ探し出すことは、こういった苦手と付き合うのに、よい薬となります。

また、なんか苦手だな、と思う人って、共通して、相手が自分を敬遠していたり、好意的ではない態度だったり、というのが原因のことって、ありませんか?

自分が苦手、と思うことで、それをわずかな態度で相手に示してしまっている場合も、ないとは言えないと思います。

ですから、相手のいいところを見つける。
もしくは、苦手を思いこみにしてしまわないように、自分が好意的に接することで、相手の態度が変わってくるものかもしれません。

たとえ、“相手が自分を嫌っている”としても、それだけで相手を嫌いになる理由にすることはないのだし、相手を評価しない方が、結果的に自分にプラスになるものだと、わたしは信じたいと思います。



   
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